マッチングアプリでワクワクしながら会う約束をしたけれど、「やっぱり会うのをやめたい…」「なんだか気が進まない…」と悩んでいませんか? 一度OKした手前、どう断ればいいのか、相手を傷つけずに穏便に済ませたい、と思いますよね。
この記事では、マッチングアプリで会う約束を上手に、そして波風立てずに断るための具体的な方法、すぐに使えるシチュエーション別の例文、そして断る際に絶対に気をつけたい注意点まで、詳しく解説していきます。この記事を読めば、気まずい思いをすることなく、誠実な対応で関係を終わらせる方法がわかります。
なぜ?マッチングアプリで会う約束を断りたくなる心理
一度は「会いたい」と思ったはずなのに、なぜ断りたくなってしまうのでしょうか。まずは、多くの人が経験する「断りたい」と感じる理由を見ていきましょう。自分の気持ちを整理し、相手に伝える際にも役立ちます。
メッセージのやり取りで違和感を覚えた
最初は良いと思ったけれど、メッセージを重ねるうちに言葉遣いや価値観、話のテンポなどに「あれ?」と違和感を覚えることはよくあります。実際に会う前に気づけて良かったと捉えましょう。
他にもっと気になる人ができた・恋人ができた
マッチングアプリでは複数の人と同時にやり取りすることも多いです。その中で、より魅力的な人が現れたり、アプリ外で恋人ができたりして、約束していた相手への優先順位が変わることも断る理由になります。
仕事やプライベートが急に忙しくなった
「会う約束をしたものの、急な仕事が入った」「プライベートで予定が立て込んでしまった」など、物理的に時間が取れなくなるケースです。これは正直に伝えやすい理由の一つですが、相手に不信感を与えないような配慮も必要です。
単純に気持ちが変わった・冷めてしまった
特に明確な理由はないけれど、時間が経つにつれて会うことへのモチベーションが下がってしまったり、相手への興味が薄れてしまったりすることも。自分の気持ちに正直になることも大切です。
プロフィールや写真と印象が違うと感じた
メッセージのやり取りや、追加で送られてきた写真などを見て、「プロフィールの印象と違うな」と感じることもあります。期待と現実のギャップは、会う意欲を削ぐ一因となります。
アプリで断る前に確認したい後悔しないためのチェックポイント
断りのメッセージを送る前に、一度立ち止まって考えてみましょう。感情的に断って後悔しないため、そして相手に失礼なく断るために、確認しておきたい大切なポイントがあります。
本当に断って後悔しない?一時的な感情ではないか確認
「本当にこの約束を断っていいのか?」を自問自答しましょう。単なるマリッジブルーのような一時的な不安なのか、それとも明確な理由があるのか。少し時間をおいて冷静に考えてみることも時には必要です。
断るタイミングは早ければ早いほど良い
断ると決めたら、できるだけ早く相手に伝えましょう。約束の日が近づくほど、相手も予定を調整したり、楽しみにしていたりする可能性が高まります。直前のキャンセル(ドタキャン)は最も避けるべき行為です。
感謝の気持ちを伝える姿勢を忘れない
たとえ断るとしても、これまでやり取りをしてくれたこと、会う約束をしてくれたことへの感謝の気持ちは伝えましょう。「ありがとう」の一言があるかないかで、相手の受け取り方は大きく変わります。
波風立てないためのアプリでの上手な断り方3ステップ
いざ断るとなった時、どのように伝えれば相手を不快にさせず、穏便に済ませられるのでしょうか。ここでは、波風立てない断り方の基本的な3つのステップをご紹介します。
ステップ1:約束を断ると決めたら「すぐ」連絡する
前述の通り、断ると決めたら可能な限り早く連絡することが鉄則です。相手の時間も尊重する誠意の表れです。遅くとも約束の数日前、できれば1週間前など、余裕をもって伝えられるのが理想です。
ステップ2:まずは「感謝」と「謝罪」を丁寧に伝える
断りの本題に入る前に、「〇〇さん、先日はお約束いただきありがとうございました。」といった感謝の言葉と、「大変申し訳ないのですが」「残念なのですが」といった謝罪の言葉を添えましょう。クッション言葉をうまく使うことで、柔らかな印象になります。
ステップ3:理由は正直に、ただし相手を傷つけない表現で
断る理由は、正直に伝えるのが基本ですが、相手を不必要に傷つける可能性のあるストレートすぎる表現は避けましょう。「他に好きな人ができた」と正直に言う場合もあれば、「諸事情により」と少しぼかした方が良い場合もあります。相手への配慮を忘れずに、言葉を選びましょう。嘘をつく場合は、バレないような自然な理由にする必要がありますが、多用は禁物です。
コピペで使える!マッチングアプリでの会う約束を断る際のメッセージ例文集

実際にどのようなメッセージを送れば良いのか、具体的な例文を状況別にご紹介します。ご自身の状況に合わせて調整し、誠意が伝わるようにアレンジしてみてください。
例文1:シンプルに、当たり障りなく断りたい場合
〇〇さん、こんにちは。
先日はお会いするお約束をいただき、ありがとうございました。
大変申し訳ないのですが、諸事情により、今回はお会いすることが難しくなってしまいました。
直前のご連絡となり、本当に申し訳ありません。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
(もし、今後連絡を取らないつもりなら、「また機会が~」は削除してもOK)
例文2:仕事や学業など、やむを得ない理由で断る場合
〇〇さん、お世話になっております。
〇日のお約束の件ですが、大変申し訳ありません。
急な仕事(学業の課題など)が立て込んでしまい、どうしても都合がつかなくなってしまいました。
〇〇さんとお会いできるのを楽しみにしていたので、本当に残念です。
身勝手なお願いで恐縮ですが、今回の約束は見送らせていただけますでしょうか。
埋め合わせと言ってはなんですが、もしよろしければ、また改めて日程調整させていただけると嬉しいです。
(もし、今後会うつもりがないなら、「埋め合わせ~」以下は削除し、謝罪で締めくくる)
例文3:他に気になる人・恋人ができた場合
〇〇さん、こんにちは。
メッセージありがとうございます。
急な話で大変申し訳ないのですが、他に真剣にお付き合いを考えたい方ができました。
そのため、〇〇さんとお会いすることはできません。
これまでやり取りしていただいたのに、このような形になってしまい本当に申し訳ありません。
〇〇さんの今後の幸せを願っています。
(※正直に伝えるのが難しい場合は、「諸事情により」など、例文1のようにぼかすのも手です)
例文4:価値観の違いなどを理由に断る場合
〇〇さん、こんにちは。
〇日のお約束の件ですが、大変申し訳ありません。
少し考えさせていただいたのですが、今回の約束は見送らせていただきたく、ご連絡いたしました。
メッセージのやり取りを通して、〇〇さんとは少し価値観が違うかなと感じる部分があり、このままお会いしてもお互いにとって良くないかと思いました。
短い間でしたが、やり取りさせていただき、ありがとうございました。
例文5:体調不良を理由にする場合(注意点あり)
〇〇さん、こんにちは。
〇日のお約束の件でご連絡しました。
大変申し訳ないのですが、少し前から体調が優れず、回復の目処が立たないため、今回はお会いすることが難しそうです。
直前の連絡になってしまい、本当にごめんなさい。
〇〇さんもどうぞご自愛ください。
(※体調不良は一時的な理由として使いやすいですが、嘘がバレたり、何度も使うと不信感につながる可能性があるので注意が必要です。)
例文6:会うのが怖くなった・不安になった場合
〇〇さん、こんにちは。
〇日のお約束の件ですが、大変申し訳ありません。
自分自身の気持ちの問題で恐縮なのですが、実際にお会いすることに少し不安を感じてしまい、今回はお見送りさせていただきたく、ご連絡いたしました。
〇〇さんには何の落ち度もありません。私の勝手な都合で本当に申し訳ないです。
これまでやり取りしていただき、ありがとうございました。
アプリでの約束を断る際の注意点とやってはいけないこと
良かれと思って送ったメッセージが、かえって相手を怒らせたり、トラブルの原因になったりすることも。ここでは、約束を断る際に絶対にやってはいけないNG行動と注意点をまとめました。
ドタキャン・既読無視・音信不通は最悪の対応
約束の日時になってからのキャンセル(ドタキャン)や、メッセージを読んでいるのに返信しない(既読無視)、あるいは突然連絡を絶つ(音信不通)のは、相手に対する敬意を欠く最も失礼な行為です。社会人としてのマナーに反しますし、相手を深く傷つけます。
バレバレな嘘や矛盾した言い訳
「身内に不幸があって…」など、明らかに嘘とわかるような理由や、以前の話と矛盾するような言い訳は、相手に不信感を与えるだけです。誠実さのかけらもないと思われてしまいます。
相手を責める・人格を否定するような言い方
断る理由が相手にあったとしても、「あなたの〇〇なところが嫌だった」「メッセージがつまらなかった」など、相手を直接的に責めたり、人格を否定したりするような言い方は絶対にやめましょう。恨みを買う原因にもなりかねません。
「また今度」「落ち着いたら」など思わせぶりな態度
会うつもりがないのに、「また落ち着いたら連絡するね」「今回は残念だけど、また今度!」といった期待を持たせるような言葉を使うのは不誠実です。相手に無駄な期待をさせず、はっきりと断る勇気も必要です。
長文すぎる言い訳や自分語り
断りのメッセージは、丁寧でありながらも簡潔に伝えることが大切です。長々と自分がいかに大変か、なぜ会えないのかを語りすぎると、言い訳がましく、自己中心的な印象を与えてしまいます。
アプリで断りの連絡をした後の対応について
断りのメッセージを送った後、相手から返信が来ることもあります。その場合にどう対応すれば良いか、また、後腐れなく関係を終わらせるためのポイントについて解説します。
返信が来ても丁寧に、ただしやり取りは続けない
相手から「残念です」「わかりました」といった返信があった場合は、「ご理解いただきありがとうございます」など、一言お礼を伝えて終了するのがスマートです。だらだらとメッセージを続ける必要はありません。もし相手が食い下がってくるようなら、毅然とした態度で、しかし丁寧に対応しましょう。
しつこい場合や不快な場合はブロックも検討
何度断っても諦めてくれない、あるいは暴言を送ってくるなど、相手の対応があまりにしつこい場合や不快な場合は、無理に関わり続ける必要はありません。アプリのブロック機能を活用して、自分の心を守りましょう。
気持ちを切り替えて、次の出会いへ
断るという行為は、少なからずエネルギーを使います。無事に断ることができたら、あまり引きずらずに気持ちを切り替えましょう。今回の経験を次に活かし、素敵な出会いを探すことに意識を向けましょう。
まとめ
マッチングアプリでの出会いは手軽さが魅力ですが、画面の向こうには感情を持った一人の人間がいます。会う約束を断る際は、相手への敬意を払い、できる限り誠実に対応することが大切です。感謝の気持ちを伝え、正直に(ただし配慮をもって)理由を話し、早めに連絡することを心がければ、きっと波風立てずに関係を終わらせることができるはずです。この記事で紹介した例文や注意点を参考に、気まずい思いをせず、お互いが気持ちよく次のステップへ進めるような対応を目指しましょう。