ダブル不倫の関係にある方、または過去にそのような関係を経験したことがある方は少なくないでしょう。一時の感情や状況に流されて始まった関係が、いつの間にか長引いてしまい、「このまま続けるべきか」「どう終わらせればいいのか」と悩んでいる方もいるかもしれません。
この記事では、実際にダブル不倫を経験し、その関係を終わらせた方々の体験談をご紹介します。また、関係を上手に終わらせるポイントや、終わらせた後に「やめてよかった」と思えるようになるためのセルフケア方法についても解説します。
ダブル不倫をやめてよかったと振り返る方々の体験談
友達から散々「既婚者はやめとけ」と言われて目が覚めました
「私が彼と出会ったのは、35歳の誕生日を迎えたばかりの頃でした。仕事関係で知り合った彼は私より5歳年上で、優しく頼りがいがあり、何より私の話をじっくり聞いてくれる人でした。お互い既婚者だと知りながらも、気持ちが抑えられず関係を持ってしまいました。
最初は『特別な関係』だと思っていましたが、付き合い始めて半年ほど経った頃、信頼できる友人に打ち明けたところ、『既婚者同士の恋愛に未来はない』『あなたの人生を台無しにする』と散々言われました。最初は反発していたのですが、友人の言葉が頭から離れなくなり、徐々に冷静になっていきました。
思い返せば、彼との関係は常に時間や場所に制約があり、お互いの家族に対する罪悪感と隣り合わせでした。友人の言葉をきっかけに、この関係に未来がないことを認めざるを得なくなり、別れを決意しました。今思えば、その友人の厳しい言葉が私を目覚めさせてくれたんだと感謝しています。」（35歳・女性）
職場だから別れ方には頭を悩ませたけど、、面倒になる前に引き返せました。
「同じ職場の既婚女性との関係は、単なる飲み会の席での会話から始まりました。お互いの家庭での不満を共有するうちに親密になり、気づけば肉体関係を持つようになっていました。
しかし、職場恋愛、それもダブル不倫という複雑な関係に疲れを感じるようになりました。毎日顔を合わせる相手との関係を終わらせるには、どうすればいいのか。そこで私は、転勤の話が出たのを機に、『これを機会に関係を整理しよう』と提案しました。
幸い、彼女も同じように関係の重さに疲れていたようで、意外とすんなり受け入れてくれました。今でも同じ会社ですが、お互い普通の同僚として接することができています。早い段階で終わらせたことで、お互いの家庭も守れましたし、職場での関係も壊れずに済みました。面倒になる前に引き返せて本当によかったと思います。」（42歳・男性）
「既婚者同士はなかなか別れられないの」と相談したら、友達に喝を入れられた笑
「彼とは趣味のテニスサークルで知り合いました。お互い既婚者でしたが、次第に特別な感情を抱くようになり、関係を持ってしまいました。でも、2年ほど経ったとき、この関係に疲れを感じ始めました。別れたいと思いながらも、『既婚者同士の関係はなかなか終わらせられない』という言い訳を自分に言い聞かせていました。
そんなとき、親友に『既婚者同士はなかなか別れられないの』と弱音を吐いたところ、『それは単なる言い訳でしょ！あなたが決断すれば終われるじゃない』と喝を入れられました。その友達の言葉に背中を押され、ついに彼に別れを告げることができました。
別れた直後は寂しさもありましたが、不思議と心が軽くなりました。今では『あのまま続けていたらどうなっていたんだろう』と思うと背筋が寒くなります。友達の厳しい一言が、私の人生を正しい方向に導いてくれたんだと思います。」（38歳・女性）
既婚者同士の別れは辛いと聞いていたけど、今までのお別れと違いはなかったです
「同窓会で再会した彼と、お互い既婚者と知りながらも関係を持ってしまいました。始まりは単なる昔話から…気づけば半年が経っていました。でも次第に、この関係に疑問を感じるようになりました。
別れを決意したとき、周りからは『既婚者同士の別れは特に辛いよ』『執着されて面倒なことになるかも』と言われ、不安になりました。でも実際に別れを切り出してみると、拍子抜けするほどあっさりとした別れになりました。
おそらく彼も同じように罪悪感を感じていたのでしょう。別れ話をした際、彼は少し寂しそうな表情を見せましたが、すぐに『そうだね、お互いのためにも終わりにしよう』と同意してくれました。
既婚者同士の別れだからといって、特別難しいわけではないんだなと実感しました。むしろ、お互いの立場を考えれば、スムーズに終われることもあるんですね。今は清々しい気持ちで、自分の家庭と向き合えています。」（40歳・女性）
子供の成長を目の当たりにして、「不倫はやめたほうがいい」という当たり前に気付きました
「ビジネスパートナーだった彼女との関係は、仕事の付き合いが深まるうちに変化していきました。お互い家庭があることを知りながらも、感情を抑えきれず、2年以上も関係を続けていました。
転機となったのは、小学校高学年になった娘の姿でした。ある日、娘が友達の家庭問題について話しているのを聞いて、ハッとしました。『友達のお父さんが浮気して、家族がバラバラになった』と言う娘の悲しそうな顔を見て、自分が何をしているのかを痛感しました。
翌日、彼女に会い、正直に気持ちを伝えました。『子供たちのためにも、この関係は終わりにしよう』と。彼女も自分の子供のことを考えていたようで、互いに納得する形で別れることができました。
今では家族との時間を大切にし、娘の成長を見守ることに喜びを感じています。あの関係を続けていたら、今の幸せは失われていたかもしれません。子供の存在が、私に当たり前のことを気づかせてくれたんだと思います。」（45歳・男性）
ダブル不倫をやめてよかったと思えるために。上手な終わらせ方のポイント
ダブル不倫の関係を終わらせようと思っても、どのように切り出せばいいのか、悩む方も多いでしょう。ここでは、後悔しない終わらせ方のポイントをご紹介します。
後腐れないように理由をきっぱり伝える
ダブル不倫の関係を終わらせる際には、曖昧な態度や言葉は避け、はっきりとした理由と共に別れの意思を伝えることが大切です。
具体的な理由を伝える
「お互いの家族のため」「将来を考えて」など、相手も納得できる理由を伝えましょう。
感謝の気持ちも忘れずに
いきなり冷たい態度を取るのではなく、これまでの関係に感謝の意を示すことで、相手の自尊心を傷つけずに別れることができます。
決意の固さを示す
「もう二度と会えない」などと言い切るのではなく、「お互いの家庭を大切にするべき」という前向きな理由で、決意の固さを伝えましょう。
実際の伝え方の例
「これまで私を支えてくれて本当にありがとう。でも、このままでは私たちの家族を傷つけてしまうし、お互いの将来のためにも、この関係は終わりにしたいと思います。あなたとの時間は大切な思い出として心に残っているけれど、これからはお互いの家族との時間を大切にしていきたいんです。」
相手に粘られた場合は連絡手段の遮断も躊躇しない
別れを告げても、相手が受け入れず、しつこく連絡してくることもあります。そのような場合は、毅然とした態度で対応することが必要です。
連絡先の変更や着信拒否
どうしても連絡が止まない場合は、電話番号の変更やSNSのブロックなど、物理的に連絡を遮断する手段も検討しましょう。
断固とした態度で拒否
何度も連絡があっても、一度決めた決断を変えないという姿勢を貫きましょう。
周囲のサポートを求める
信頼できる友人や家族に状況を打ち明け、精神的なサポートを得ることも大切です。
証拠の処分を忘れずに
ダブル不倫の関係を終わらせた後、重要なのは証拠の処分です。メールやLINEの履歴、プレゼントなど、関係を示すものはすべて処分することをおすすめします。
デジタルデータの削除
メール、LINE、写真など、デジタル上の証拠はすべて削除しましょう。クラウドやバックアップにも残っていないか確認することも忘れずに。
物理的な証拠の処分
手紙やプレゼントなど、形として残っているものは処分するか、完全に隠しておきましょう。
共通の知人への配慮
共通の知人がいる場合は、不必要に関係を匂わせるような言動は避けましょう。
ダブル不倫をやめてよかったと思うためのセルフケアとは？
ダブル不倫の関係を終わらせた後、空虚感や寂しさを感じることもあるでしょう。そんなときは、以下のようなセルフケアを心がけることで、「やめてよかった」と思える日が来ます。
家族との時間を増やす
ダブル不倫の関係を終わらせた後は、家族との時間を大切にすることで、本来の幸せを再確認できるでしょう。
家族との新しい思い出作り
家族旅行や外食など、新しい思い出を作る機会を増やしましょう。
パートナーとのコミュニケーション改善
パートナーとの関係に問題があった場合は、率直に話し合い、関係改善に努めましょう。
子供との触れ合い
子供がいる方は、子供との時間を大切にし、親としての喜びを再確認しましょう。
ある方の体験
「不倫関係を終わらせた後、意識的に毎週末は家族との時間を作るようにしました。最初は義務感からでしたが、子供たちの笑顔や成長を見ていると、『この時間こそが本当の幸せなんだ』と実感できるようになりました。今では、あの関係にとらわれていた自分が信じられないくらいです。」
自己投資に向き合う
不倫関係に費やしていた時間やエネルギーを、自分自身の成長や幸せのために使いましょう。
新しい趣味や特技の習得
興味があったけれど時間がなくてできなかったことに挑戦してみましょう。
キャリアアップや自己啓発
仕事のスキルアップや資格取得など、自分の価値を高める活動に時間を使いましょう。
健康管理と美容
運動や健康的な食事、美容ケアなど、自分の体と心を大切にすることで、自信を取り戻しましょう。
ある方の体験
「彼との関係が終わった後、何か新しいことを始めたいと思い、昔から興味のあった英会話教室に通い始めました。新しい環境で新しい友人もでき、充実した日々を送っています。不倫関係を終わらせたことで、自分と向き合う時間ができ、本当の意味で自分の人生を歩み始めた気がします。」
まとめ：「やめてよかった」と思えるダブル不倫の終わらせ方は簡単じゃない。早めの決断を
ダブル不倫の関係を終わらせることは、決して簡単ではありません。感情的なつながりがある中で別れを決意し、実行するには勇気が必要です。しかし、体験談にあるように、終わらせた後には心の平穏や家族との幸せを再確認できることが多いようです。
もし今、ダブル不倫の関係に悩んでいるなら、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。関係を終わらせるのが難しいと感じても、長引かせるほど傷つく人は増えます。勇気を出して一歩踏み出すことで、新たな幸せへの道が開けることを願っています。
「やめてよかった」と思える日は、必ず来ます。それは、自分自身の人生の主導権を取り戻した証でもあるのです。